2021年以降、Googleアドセンスの審査通過は以前よりも厳しくなっているので、アドセンスに詳しくない初心者の方はなかなか審査に通らず苦労されているかもしれません。
ただ、ウェブ広告においてGoogleアドセンスの収益性は比較的高いので、個人ブログを収益化するなら取得しておきたいですよね。
そこで、この記事では今後Googleアドセンスの開設審査を受ける方や再審査になってしまった方に向けて『審査に落ちない基準』をお伝えしていきたいと思います。
私自身Googleアドセンスの審査は1回目で通りましたし、クライアントの方も1回目で通過することがほとんどなので審査のコツがわからず困っている方は参考にしてみてください。
【〜2022年追記〜】
審査基準の変更により最近ではアドセンス審査用のブログを作らなくても、最初からアフィリエイトブログを運営して1日のアクセスが200~300PVを超えると受かる事例が増えています。
そのため、アドセンス審査用のブログを作るのではなく最初からアフィリエイトサイトを作り記事作成を進め、1日200PVを超えたタイミングで審査に出しましょう。
この記事には過去の情報も含まれているため参考程度にご覧ください。
まずはGoogleアドセンスの審査の概要と攻略法を知ろう!
審査を通すための細かい必要項目やテクニックを知る前に、Googleアドセンス審査の概要と現在の攻略方法を把握しておきましょう。
Googleアドセンス審査の全体像を知っておくことで、今後何をすべきかが明確になりますし、仮に再審査になってしまった場合も「何が悪かったのか?」と振り返る基準にもなります。
①Googleアドセンスは徐々に審査基準が厳しくなっている
Googleアドセンスは年々審査が厳しくなっていると言われていますが、実際には2016年に大きく規約が変わっており、それ以前と比較すると厳しくなっているというのが適切だと思います。
審査の一番の変更点は、Googleアドセンスを掲載する全てのサイトにおいて審査が必要になったことです。
つまり2016年以前は一度審査に通ってしまえばどのサイトに広告を掲載してもOKでしたが、現在は実際に広告を掲載するサイトは全て審査をする必要があります。
このような背景もあり、以前は適当な無料ブログでGoogleアドセンスの審査を行い、承認されたら実際に使用したいサイトに広告を掲載するという流れが主流でしたが、これができなくなりました。
また、審査が以前よりも難しくなり不合格になるケースが増えたので、
「いったいどんな記事を書けば審査に通るのだろう…?」
「何度も審査に落ちて何が正解か分からない。。」
とお悩みの方も多いかと思います。そこでGoogleアドセンスを通しつつもちゃんとアクセスの集められる記事を書く効率的な審査の進め方をご紹介します。
②【攻略法】効率的に審査を通すには”役立ち記事”に”少しの感性”が必要
ブログのアクセス数を増やしつつGoogleアドセンス審査を進めるためには、役立ち情報を簡潔にまとめた記事に自身の経験を入れる方法がオススメです。
審査を通すために保守的になりすぎて、日常の出来事やあまり中身がない記事を書いてしまうとアクセスは伸びませんし、内容が薄くなり”低品質なコンテンツ”と判断され審査にも落ちやすくなってしまいます。
それよりも審査を通すためのルールを守った上で、ブログのテーマに沿った役立ち記事を書いていくほうが効率的だと思います…!(専門性が高いと尚良いです)
具体的な記事の書き方とルールはこれから詳細に書いていきますので、この項目では、
- 審査のための記事は日常の出来事などユーザーに価値のない情報は書かない
- 記事では役立ち情報を簡潔にまとめて、最後に自身の感想や総括したコメントなどでオリジナリティを加える
ということを心に留めておいてください。
Googleアドセンスの審査通過に必要なコト
ここからは審査を合格するために知っておくべきルールと具体的な記事の書き方を解説していきます。
一度審査に落ちてしまうと全ての記事を見直して何が悪かったかを調べないといけないので、審査に出す前にここで紹介した項目を確認していただければと思います。
①Googleアドセンスの規約を確認
記事を書き始める前に必ずGoogleアドセンスの規約を確認し、「何が良くて何がダメなのか?」を明確にしておきましょう。
規約の内容としては「不正をしないこと」や「危険なコンテンツに広告を掲載しないこと」など基本的には常識的なことばかりです。
ただ、一部には「アルコールに関連するコンテンツの禁止」などうっかり規約を犯しかねない項目もありますので、一度きちんと全体を確認することをオススメします。
参考:Googleアドセンス禁止コンテンツ、Googleアドセンス プログラムポリシー
ただ、規約も多いので全てに目を通すのが億劫な方は以下に代表的な項目をまとめましたので、審査を受ける前に最低限確認してみてください。
- 【無効なクリックとインプレッション】
自分で広告をクリックしたり、ユーザーにクリックを誘導してはいけません。 - 【曖昧なサイトデザイン・レイアウト】
広告の近くに画像を配置するなど自サイトと広告の見分けがつきにくいデザインは禁止です。 - 【他の広告似せてはいけない】
Googleアドセンスの近くに他の広告を設置したり、レイアウトを似せてはいけません。 - 【広告ラベルの表示】
広告には「スポンサーリンク」もしくは「Sponsored Links」を表記して広告であることを明確にする必要があります。 - 【広告仕様の変更】
基本的に広告のコードは改変してはいけません。コピペして使用しましょう。 - 【プライバシーポリシーの記載】
広告を掲載するサイトにはプライバシポリシーを記載しましょう。 - 【禁止コンテンツ】
成人向け、暴力的、中傷的・危険、タバコ、ギャンブル、アルコール、ヘルスケアへの広告掲載は禁止です。※ ただし、ヘルスケアなどはジャンルやサイトにもよるので詳細は確認してみてください。
②無料ブログでは審査に通過しない
2016年以降、無料ブログでは審査に通過しない仕様になっています。また、サイト毎に審査が必要なので別のサイトで審査を通して本サイトに広告を掲載するという手法は通用しなくなっています。
Googleアドセンス審査についてもそうですが、今後ブログで収益を上げていきたいのであればコンテンツの管理や簡単にデザインを変更できるWordPressを使用するのが一番です。
③記事の書き方
審査通過において記事の書き方が最も大事です。
毎回行き当たりばったりで記事を書いていると、審査の結果も運任せになってしまいますので明確な指針を持って記事を書くことをオススメします。
今まで自分だけではなく他の方のGoogleアドセンス審査もお手伝いしてきて、効果的であった記事作成の方法を以下にまとめてみました。
- 記事テーマ
基本的には自分の好きなものを書けばいいですが、芸能系は著作権の扱いが難しいので辞めておいたほうが無難です。専門性の高いテーマやユーザーの悩みを解決する役立ち系の記事テーマが良いですね。 - 記事の構成
記事の構成は読みやすさや内容の伝わりやすさに直結するので非常に大事です…!また、ユーザーだけではなくGoogleにも“情報が整理された価値あるコンテンツ“であることをアピールするためにも事前に方針を決めておきましょう。
そして、僕がオススメする構成はこちらです。
・記事の結論(この記事で何を伝えるのか)
・根拠や理由(Why)
・どのようにすれば良いのか(How)
・具体例や詳細(What)
・まとめ
この構成はGoleden Circleと呼ばれ、どのようにして相手に上手く説明するか?を突き詰めた手法を用いたものです。 - 記事構成ではh2、h3タグを適切に使用する
hタグは見出しとしてユーザーに見やすいレイアウトを作るだけではなく、Googleに記事構成や重要ポイントを伝える手段でもあります。
hタグを用いずに記事を書くとパッと見てどこが重要かわかりませんし、ダラダラと文書が書かれている印象を受けやすくなります。ぜひ、項目毎をきちんと「hタグ」で区切ってみてください。
- 感想やコメントを入れてオリジナリティを出す方法
近年では、Googleが専門性やオリジナリティのあるコンテンツをより好む傾向にあるので、記事では情報をまとめるだけではなく自身の感想やコメントを入れてオリジナリティを出していく必要があります。
ただ、初心者の方は最初からあまり難しく捉えなくていいので記事で取り扱った商品や事柄のポジティブに感じた内容を書くことから始めてみましょう。もちろん、最終的には良いところも悪いところも踏まえて深いコメントが出来ればいいですが、それは将来的にできればOKです。
まずは審査に合格することが目標ですからね! - 記事テーマの具体例
専門性の高いテーマやユーザーの悩みをテーマにした記事例として
・職業柄、専門知識を有している分野
・WordPressやプラグインの設定方法
・季節のイベント
・人気の飲食店
・ライフハック系
などは書きやすくアクセスも集めやすいので良いと思います。
飲食店の紹介も「お台場周辺で安くて美味しいランチが食べれるお店は?」というテーマを持って書けばちゃんとお悩み解決記事になります。テーマも大事ですが「ユーザーがどのような背景で検索するか?」を考えるとそれに対する答えがわかり、良い記事になると思います。
④記事の文字数
記事の文字数は最低でも1500文字以上が推奨です。
もちろん、文字数はあくまで基準なので1000文字の記事があるからそれだけで審査に落ちるということは無いと思います。
ただ、Googleはコンテンツの評価基準として確実に文字数の多さも見ていますので出来るだけ文字数の多い記事を書きましょう。
ジャンルにも寄るので一概には言えませんが、平均文字数が2000~3000文字になるように書けるとかなり良いです。
⑤画像の使用方法
以前はNGという意見が多かったですが、現在は審査用の記事でも画像の使用はOKです。
ただし、著作権侵害は審査に落ちる理由になりますので使用する画像はフリー素材から選びましょう。また、公式アカウントであってもTwitterやYouTubeのサイト埋め込みは審査に受かるまでは使用しないようにしましょう。
⑥申請タイミング
2021年6月以降は最初からアフィリエイトサイトを運営して、1日のアクセスが200~300PVを超えた段階で審査に出すと受かる事例が増えています。
非承認の理由と対処方法
ここからはGoogleアドセンス審査に非承認になった際の理由ごとに対処方法をお伝えしようと思います。
1度で審査に通過することがベストですが、やはり人が審査している以上は頑張って対策しても落ちてしまう可能性はありますし、ネット上では審査に何度も落ちて再審査でなんとか合格された方も多くいます。
しかし、多くの人が最終的には審査に合格しているので、あなただけが審査に通らない理由はありません。非承認になってしまった場合は根気よく改善して合格を勝ち取りましょう!
また、再審査の依頼はいつでもできますが何度も落ちると審査がより厳しくなる傾向があることと、短期間に複数回の再審査リクエスをするのは好ましくないので2週間ほど期間を空けるようにしましょう。
①非承認の理由:不十分なコンテンツ
このケースはサイトのコンテンツが少ない、もしくは内容が薄いことが原因と考えられています。
サイトの記事数が30を超えており、記事内の文字数が1000~1500文字以上であることを改めて確認してみましょう。
②非承認の理由:Googleのポリシーに準拠していないサイト
Googleは品質ガイドラインで、ウェブサイトはユーザーの利便性を最優先に考えており、独自性や、価値、魅力のあるサイトであることを規定しています。
また、広告主に対しては質が高く有用なコンテンツと価値あるユーザーに関連性の高い広告を配信できるサイトへの広告掲載を提供することを明示しています。
少し抽象的で難しい内容ですが、つまりはユーザーがブログを読んで悩みが解決できたり、興味深いと感じるコンテンツを提供しなくていけません。
そのために一番大事なのは、記事内でユーザーの悩みに対してちゃんと結論を出しているか?ということです。
なので、本記事で紹介した記事構成を使ってきちんと記事内でユーザーに結論を提示する文章の書き方ができているかもう一度確認してみていただけたらと思います。
【記事の構成】
- 記事の結論(この記事で何を伝えるのか)
- 根拠や理由(Why)
- どのようにすれば良いのか(How)
- 具体例や詳細(What)
- まとめ
Googleアドセンスはビジネスとして広告主にウェブサイトの広告枠を提供しているので、日常の出来事をそのまま記事にするような書き方では有用なコンテンツとして認識してもらえません。
審査をきっかけにブログの書き方も是非勉強してみてください!
まとめ
この記事ではGoogleアドセンス審査のやり方として、
- Googleアドセンス審査の概要と攻略法
- 審査通過に必要なコト
- 非承認理由とその対処方法
をまとめて紹介しました。
また、審査通過において一番大事なポイントは「Googleに価値のあるコンテンツと認識してもらうためにはユーザーの悩みに対して結論を出すこと」です。
そのためにブログ記事の構成や書き方を説明してきましたので、審査の際は思い出して活用していただけると嬉しいです。そして、ブログ運営の良いスタートを切るためにもGoogleアドセンスの審査はさくっと終わらせてしまいましょう。
審査通過はあくまでスタートラインに立った状態です。ブログ運営の楽しさも困難もここからが本番です…!笑
また、審査通過後にPINコード(アカウントの認証コード)が届かない時の対処方法はこちらで紹介していますので必要に応じて参考にしてみてください。
僕は現在、ブログ運営をきっかけに独立してPC1台で自由に働いています。でも、それまでは世間の常識通り少しでも良い会社に入って安定を目指す人生でした。
でも、いつしか「働く時間も収入も全て決められた人生」に報われなさを感じるようになっていきました。この生活は本当に幸せなのだろうか、と。
そんな人生を変えるために独立し、今はブログで得たWEB集客やマーケティングの知識を活かして個人でコンサルとして仕事をしています。
働く時間や場所を自由に選べる。そして何より仕事に充実感があり、人生を今まで以上に楽しめるようになりました。
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