キャリアと起業

安定志向の僕が大手ホワイト企業を辞めた理由|将来が不安な人こそ独立も検討して欲しい

「安定した大手ホワイト企業に入社すれば人生は安泰」

そんな価値観で新卒入社する会社を選んだ人も多いのではないでしょうか。でも、実際に働いてみたら思っていたイメージと違い、会社を辞めたいと考えるようになった人も多いはず。

そういうときって中々周りに理解されず、「恵まれた環境なのに辞めたいと思う自分は甘いのだろうか…」と考えてしまうかもしれません。

ただ、実際に大手ホワイト企業を3年で退職した経験から言わせて頂くと、どんなに良い環境でも辞めた方が良いケースは絶対にあります。というか、良い会社かどうかと目的を持って退職することは全く別の話だと思うんです。

…ただ、そうは言っても当時は辞める決断をするまでにすごく悩みました。

そこで、この記事では同じように「安定したホワイト企業なのに辞めてしまって良いのだろうか?」と悩んでいる方に向けて、辞めた理由や当時の心境変化を書いていきます。

一般常識的な社会のレールを外れても、楽しく自由に働ける道があることを知って貰えたら嬉しい限りです。

なお、正直な気持ちで書いているので気になる表現もあるかもしれませんが、会社に批判的な気持ちは全くないことを先にお伝えさせて頂きます。

新卒入社した会社について

ホワイト企業を辞めたい,理由ホワイト企業と言っても多業種に及びますが、僕が新卒で入社した会社は通信系の大手企業でした。

IT業界とはいえインフラ系の会社なので残業はそこまで多くなく、社内の雰囲気としても穏やかで優しい人が多かったように思います。また、福利厚生やお給料は非常に充実していて40歳で年収1000万円に到達するような水準でした。

それだけでなく会社の業績も堅調に成長を続けており、売上規模も数兆円レベル。社内では「この会社が潰れるのは日本が終わる時」と言う声も聞こえるくらい安定した経営状況でした。(少なくとも決算上は)

恐らく新卒入社した会社はホワイト企業と言って差し支えないと思いますし、辞めた今でも良い環境で働かせて貰えたと感謝しています。

・・ただ、会社で働いている間はずーっと「この環境に依存してしまう恐怖」のような感覚がありました。

その恐怖は年次を重ねる毎に大きくなっていき、いつしか「このまま働き続けたらこの会社以外で働けなくなる」という確信に変わっていきました。

そして入社3年目に僕は退職を決意しました。

超安定思考の自分ができ上がるまで

ホワイト企業で働き続けるのであれば、別に外の環境で働けなくても良くない?という声もあるかもしれません。

でも、個人的にはそれって安定ではなく会社に依存しているだけだと思ってしまうんです。どう捉えるかは人によると思いますが、僕の場合は過去の経験から形成された価値観が影響していました。

僕自身の話になってしまい恐縮ですが、学生時代に親が勤める親族経営の会社の業績が悪くなりお金に苦労する経験をしました。

当時は高校生だったので金銭面に関しては完全に親依存だったので、どうすることもできませんでした。だからこそ「安定した会社に入って経済的に豊かになりたい」という気持ちは人一倍ありました。

・・でも、その一方で誰かに依存してしまうことへの恐怖のような感覚もありました。

ただ、世間常識的に大手ホワイト企業に入社するのが最も安定する方法だと思っていたので、上記で紹介した通信系企業に入社することにしました。

でも、ホワイト企業だからこその悩みもあり、次第に「この会社で定年まで働き続けていいのだろうか」と考えるようになったんです。

安定志向でも大手ホワイト企業を辞めたいと思った理由

ホワイト企業を辞めたい,理由

このまま働き続けたらこの会社以外で働けなくなると思った

安定志向だった自分がホワイト企業でも辞めようと思った一番の理由です。

日系の大手企業では工数やスキルが必要となる業務はパートナー企業に発注する外注文化が浸透していますが、僕がいた会社もその傾向が強くありました。

もちろん、企業としてはそれが効率が良いというのは重々承知していますが、大事な仕事は外注して自分たちは社内調整ばかりというスタイルでどうしても成長できる気がしなかった。

というか、社内で仕事をする分には全然問題ないんですが「ここで身につけたスキルは他の会社でも通用するのだろうか」と思ってしまっていたのも事実です。

もちろん、スキルは会社頼みではなく自分で主体的に身につける必要がありますが、それでも1日の大半を会社で過ごしているのでどうしても限界があるなと感じました。

仮にずっとその会社で働き、40歳くらいになった時。

会社の経営危機や合併などで不意に会社から投げ出されるようなことがあれば、まず同じ条件では他の会社で働けないな・・と思ったんです。

そう考えると、盲目的に会社で働き続けることに対して恐怖を感じるようになっていきました。

ただ、じゃあ何でその会社に入社したんだ?という話ですが、やっぱりお給料や一緒に働く人達など環境がすごく良かったからです。

会社員の頃は恵まれた環境と将来への不安の間で、

「依存するまで会社に居続けて良いのだろうか」
「今は安定しているけどこの生活が続く保証はない」

と悩み、葛藤する日々でした。

YOTA
YOTA
一度手に入れた安定を捨てるのは誰しも勇気が必要です。

定年まで不安を感じる人生にしたくなかった

今の時代はどんな大手企業でも将来どうなるかなんて予測することはできません。大手企業の業績が悪化したというニュースは連日のように報道されていますよね。

僕が働いていた会社も業績自体は順調でしたが、新規競合の参入や市場縮小など将来的には不安な要素がいくつもありました。

実際に僕が在籍していた会社も安定していたと言ってもお給料は不況の影響でじりじりと下がっており、「入社前のイメージと全然違うじゃん..」と思ったのを覚えています。(自分のリサーチ不足ですね)

また、自分の仕事で会社の業績を少しでも良くしようという姿勢は大事ですが、個人の努力ではどうにもならない部分が大きいのも事実です。

会社員でいる限りこのような将来の不安からは逃れられないし、かと言って10年も働けば転職するのも難しくなり選択肢は狭まります。

いくら今の生活が安定してても将来的に不安を感じながら定年まで働き続けるのって精神的にも不健全です。そんな消耗戦のような人生で良いのだろうか?と思うようになっていきました。

会社を辞めるリスクは限定的だと気づいた

ホワイト企業を辞めたい,理由これは直接的な理由ではないですが、会社を辞めたいと思った気持ちの後押しになりました。

一般的に新卒で大手企業に入社しても転職以外で辞めたり、空白の期間があると再就職で大手には行きづらいと言われています。

でも、仮に再就職することになった時に会社のランクが多少落ちたり、毛色が異なるベンチャー企業で働くのでも全然良いなと思ったんです。

特に僕の場合は会社を辞めて独立起業したいという目的があったので、それくらいのリスクなら全然問題ないと思えました。 

ホワイト企業を辞めるのはリスクが大きいと思っている方も多いかもしれませんが、実際に書き出してみるとリスクは限定的です。

会社を辞めるリスクを書き出してみた

仮に独立して3年間自分のやりたいビジネスに挑戦するとします。今の時代はWEBを活用すれば小資本でスタートできますし、3年間本気で取り組めば悪くても生活できるくらいにはなるはずです。

ただ、上手くいかなくて再就職しないといけない場合、年収が100~200万円は下がってしまうかもしれません。でも今の日本はセーフティネットがあるので生活が出来ないなんて状況にはなりません。

車やマイホームといった大きな買い物を数年遅らせる、あるいは中古で我慢するなどすれば収入が減った分もカバーできます。それに再就職先で心機一転、出世を目指せば良いと思うんです。

もちろん、お金だけの話ではなく安定した大手企業で働いているというプライドや世間体もあると思います。僕自身、肩書きが無くなる不安は間違いなくありました。

ただ、会社を辞めたら無くなってしまう肩書きはそもそも自分のモノではないとも思うんです。

余計なプライドで人生を変えるきっかけを逃し、定年までの40年間を我慢し続ける人生になる方がリスクは大きいと考えるようになっていきました。

周りの批判は気にしなくて良いワケ

ホワイト企業を辞めようとすると親や上司から批判されることも多いと思います。

僕も会社を辞めるときは当時の上司に「せっかく良い会社に入ったのに辞めるなんて、親が泣くぞ」と言われたことがありました。

でも周りからの批判や意見は「心配してくれているんだ」という気持ちだけを受け取り、内容自体は別に気にしなくて良いです。

なぜなら上司や親世代と僕らでは生きてきた時代が違うので、当然考え方も異なるからです。これって音楽やファッションの感覚が世代毎に全然違うのと同じだと思うんです…!

上司と好きなアーティストやファッションブランドで盛り上がることがなかなか無いように、仕事への価値観も違うので意見が一致する必要は全然ありません。

会社を辞めて独立するためにしたこと

ホワイト企業を辞めたい,理由

副業を始めて会社以外の収入源を確保した

会社を辞めるかどうかは「どんな人生を送りたいか」という自身の目標次第です。

ただ、悩みながらも漠然と将来に不安を感じているのであれば、まずは副業で会社以外の収入や選択肢を増やすのは現実的な取り組みだと思います。

当初はまだ「いつまでに会社を辞める」という決断ができていた訳ではないですが、「辞めるとしたらお金は絶対必要になる。だから最低限の準備は進めておこう」という気持ちで副業をスタートしました。

それに副業から始めて軌道に乗ってから会社を辞めればリスクはほとんどありません。実際に僕も副業でブログやWEB集客のお仕事を始め、成果が出てから独立しました。

以下ページではリスクを抑えたブログ起業について紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。

>> 30代から独立したいあなたにブログアフィリエイトをおすすめする理由

また、現時点でそのようなスキルが無いという方でも全然問題ありません。

今はブログ運営や動画制作など完全な初心者からでも収益を得られる副業はたくさんあります。誰しも最初はゼロから始めるのでそこは心配しなくても大丈夫です。

それに辞めるかどうかを頭の中で考えても悩みが増すばかりですが、副業を始めるなどの行動を起こすと人生が前に進んでいる実感もあり、不安も少しずつ薄れていきました。

YOTA
YOTA
いきなり会社を辞めずに副業から始めるのが現実的です。

ロールモデルを見つけて徹底的に調べる

そうは言っても独立するまでの道のりをゼロから全て自分で開拓するのはけっこう難易度が高いと思います。

だから僕は理想とするキャリアのロールモデルとなるような人を探して

「どういう道筋を歩んできたのか?」
「どんな考え方をしているのか?」

を徹底的に調べて真似することにしました。

今はSNSやブログで普段自分が出会わないような人と知り合う事ができますし、発信している情報を全てチェックしたらその人の考えはかなり分かると思います。

会社員として生活していると独立する人の価値観に触れる機会って全然ないので、このように自分から情報を探しに行くことはすごく大事です。

YOTA
YOTA
会社を辞めたいと思いつつも、どうやって行動していいか分からない時期もありました。

また、会社に居た頃はどうしても

「ホワイト企業なのに辞めたいという気持ちは間違っているのだろうか」

という罪悪感に近い感情がなかなか拭えませんでした。

でも、会社を辞めても楽しく豊かに生きているロールモデルの方を見つけたことで「自分の気持ちに素直になって良いんだ」と気が楽になったんです。

会社を辞めたいと思っている場合、普段の生活の中でロールモデルとなる人には出会えないと思います。だからこそ、ネットを活用して理想の人生を歩んでいる人の価値観を積極的に取り入れていきましょう。

実際にホワイト企業を辞めてみたら清々しい人生になった

僕は今まで「ホワイト企業に入社すれば安定した幸せな人生が送れる」という常識に縛られて生きてきました。

その常識が間違いとは言いませんし、ホワイト企業で働き幸せな人生を送っている人もたくさんいます。

ただ、自分の場合はどうしても「本当にこれは安定なのだろうか?ただ会社に依存しているだけではないのか」という不安がありました。

でも、「ホワイト企業に入社したから自分は幸せなはず…」と世間常識で自分の気持ちに嘘をつきながら生活していたんです。

・・ただ、自分の気持ちを偽りながら定年まで働き続けるのって本当に大変なことだと思います。

そんなことを考えた末に、独立して2,3年本気で頑張ってみて自分の力で本当に安定した生活を目指す方が後悔しないんじゃないかという気持ちに変わっていきました。

そして準備を進めた上で実際に独立してみたら、

  • 初月から会社のお給料を超える収入(月80万円)を得られた
  • 好きな時間に自由に働くので仕事が辛くない
  • 働いた分だけ資産になるので徐々に楽になっていく

と、自分の理想の人生に毎日近づいている実感があり思った以上に清々しい気持ちで一杯でした。

たまに前の会社の人や友人に「独立って大変じゃないの?」と聞かれることがありますが、自分の目標のためにする努力は不思議と大変だと思いません。

むしろ、自分の気持ちに嘘をつきながら生活していた会社員の頃の方がよっぽどしんどかったです。

『理想の人生を掴むために挑戦して、後悔なんて絶対にしない』

もしあなたが会社を辞めるか悩んでいるのであれば、これだけは知っておいてください。

安定志向の人ほど会社以外の選択肢を知ってほしい

ホワイト企業を辞めたい,理由周りの友人を見ると、安定志向でホワイト企業への入社を目指す人って割と真面目で素直な人が多いように思います。だからこそ世間の常識をそのまま受け止めてしまうというか。

でも、もし安定した会社で働きつつも将来に不安を感じたり、

このまま定年まで働く人生で良いのだろうか

と自分の気持ちに違和感を感じるのであれば会社以外の選択肢も知って欲しいんです。

これは会社を辞めても良いんじゃないの?と言いたいわけではなく、そのまま会社で働くにしても副業や独立など他の選択肢も検討した上で理想の人生にたどり着ける道を選んだ方が良いということです。

一度理想の人生を実現するためにはどうすれば良いかを考えてみて、その上で自分が進むべき道を選択する。これが一番大事です。

さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

安定志向でホワイト企業に勤めたけど今の生活に疑問を感じ、会社を辞めたいと思っている若い人は意外と多いのではと思います。

でも、世間的にはまだそういう意見に対して「考えが甘い」とか「これだからゆとりは」とか言われてしまい相談しづらい雰囲気がありますよね。

ただ、本当に大事なのはその生活を通じて自分が理想の人生にたどり着けるかどうかです。

周りの人のアドバイスは気持ちだけ受け取っておき、本当に自分が幸せになれる選択をしていきましょう。また、その時にこの記事が少しでもお役に立てれば嬉しい限りです。

YOTA
YOTA

僕は現在、ブログ運営をきっかけに独立してPC1台で自由に働いています。でも、それまでは世間の常識通り少しでも良い会社に入って安定を目指す人生でした。

でも、いつしか「働く時間も収入も全て決められた人生」に報われなさを感じるようになっていきました。この生活は本当に幸せなのだろうか、と。

そんな人生を変えるために独立し、今はブログで得たWEB集客やマーケティングの知識を活かして個人でコンサルとして仕事をしています。

働く時間や場所を自由に選べる。そして何より仕事に充実感があり、人生を今まで以上に楽しめるようになりました。

超安定志向だった僕が社会のレールを外れてどうやって独立したのか?

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