この記事ではPS Auto Sitemapを用いて、サイト全体の構造と記事を一目で確認できる『サイトマップ』を自動生成させて表示する方法をご紹介します。
WordPressで記事が順調に増えていくとサイト全体の構造をユーザーから見て把握するのが困難になってきます。また、サイト内の記事を一読してさらに関連記事を読みたいと思った際に、「このサイトでは他にどのような記事を書いているのだろうか?」と考えますよね。
そんな時にサイト全体の記事やカテゴリー分けをひと目で確認できるサイトマップがあれば、ユーザーにより有益な情報を提供する事ができます。つまり、本で言えば目次のような役割です。
本にお目当ての情報があるかどうかを確認する時、目次だけサーッと読みますよね?
サイトでもサイトマップによってユーザーに必要な情報がどこにあるかを明確にすることができます。
そこで、この記事では自動的にサイトマップを構築してくれるプラグインであるPS Auto Sitemapの使い方と、その応用編であるサイトマップのカテゴリー単位での並び替えについて説明します。
PS Auto Sitemapとは
PS Auto Sitemapとはサイト内にある記事や固定ページから、自動でサイトマップを生成して表示してくれるプラグインです。
記事数が増えてくるとユーザーはもちろん、サイト運営者にとっても全体像を把握するのが難しくなってくるためサイトマップの構築は必須となります。
PS Auto Sitemapを設定していればその後は自動でサイトマップを更新してくれるためサイト運営初期に導入しておきましょう。
HTMLサイトマップとXMLサイトマップの違い
サイマップには、HTMLサイトマップとXMLサイトマップの2種類があります。
- HTMLサイトマップ:HTML構文で記述された、ユーザーが読みたい記事を見つけやすくする為の視認できるサイトマップです。
- XMLサイトマップ:XML構文で記述された、検索エンジン向けにサイトの構造を表したサイトマップです。こちらはユーザーが直接、目にする機会はありません。
PS Auto Sitemapが生成してくれるサイトマップはユーザーに向けて作られるHTMLサイトマップになります。
PS auto sitemapの設定方法と使い方
インストール
それでは、PS Auto Sitemapをインストールする方法をご説明します。
「プラグイン → 新規追加」をクリックして、検索窓に「PS Auto Sitemap」と入力してください。
PS Auto Sitemapの「今すぐインストール」のボタンをクリックし、続けて「有効化」のボタンをクリックします。
サイトマップページの作成
次にPS Auto Sitemapがサイトマップを更新する固定ページを作成します。
これは必ず固定ページである必要があります。通常の投稿ページでは、PS Auto Sitemapが機能しませんので注意して下さい。
管理画面の左メニューより「固定ページ→新規追加」で新しく固定ページを作ります。この時、テキストエディタで作業を進めます。
次にタイトル(サイトマップ等・・・)とパーマリンクを設定します。コンテンツ入力欄には、PS Auto Sitemapの埋め込みコードを貼り付けます。
パーマリンクはタイトルに入力した文字が自動的に設定されますが、英字の方がURLが短くなるので「sitemap」等にしておくことをお勧めします。
※ PS Auto Sitemap用の固定ページは上記の様に編集してください。
入力が完了したら公開ボタンをクリックして固定ページを公開します。
すると、記事編集ページにて固有の記事IDが付与されたURLがブラウザのアドレス欄に表示されますのでpost=に続く記事IDをメモしましょう。
PS Auto Sitemapはこのコードを見てサイトマップの更新ページを識別します。この記事IDをPS Auto Sitemapの設定画面で使用しますので、把握しておく必要があります。
PS Auto Sitemapの設定
次はPS Auto Sitemapの設定画面の説明です。変更項目は少ないですが設定項目の意味はしっかりと把握して下さいね。
管理画面の左メニューから「設定→PS Auto Sitemap」の順にクリックすると、設定画面が表示されます。
以下の図を参照しながら設定をしていきます。
・ホームページの出力
チェックを入れるとサイトマップ内にサイトタイトルが表示されます。通常は表示が複雑になるのでチェックしません。
・投稿リストの出力
サイトマップに投稿記事単位のリストを表示するか指定します。カテゴリまでの表示で留めるならチェックしません。記事単位のリンクを貼りたい場合は必ずチェックをします。
・固定ページリストの出力
投稿ページに加えて固定ページもサイトマップに表示させたい場合にはチェックを入れます。
・サイトマップを表示する記事
先程メモしたサイトマップ用の固定ページの記事IDを入力します。間違えるとPS Auto Sitemapが表示する固定ページを把握できず、サイトマップが表示されないので、正しく記事IDを指定しましょう。
・出力階層制限
表示するカテゴリーの階層を制限する場合に指定します。通常、制限する必要がある程深く階層を掘らないので、制限無しで問題ありません。
・先に出力するリスト
投稿ページと固定ページを両方出力するように設定した場合、どちらを先に表示させるかを指定できます。
・カテゴリーと投稿の表示
「同一マップ内」を指定すると全ての記事が同一ページに表示されます。「投稿を分割」を指定するとカテゴリーのリストがサイトマップに表示され、クリックすると記事リストのページが表示されるようになります。
ユーザビリティーは「同一マップ内」の方が優れていますが、記事数によっては分割する事を考える事も必要です。
・除外カテゴリー
サイトマップに表示させたくないカテゴリーをカテゴリーIDで指定します。半角カンマで区切って複数指定可能です。
・除外記事
サイトマップに表示させたくない記事を記事IDで指定します。半角カンマで区切って複数指定可能です。
・スタイルの変更
サイトマップのデザインを選んで指定する事ができます。色々試してサイトのイメージに合うデザインを指定しましょう。
・キャッシュの使用
使用すると表示スピードが改善されますが、他のプラグインと競合して不具合が出る事が多いのでチェックは外します。
すべての設定が完了したら「変更を保存」ボタンをクリックして設定を保存しましょう。忘れると今までの作業がムダになるのでお忘れなく…!
設定が完了したらサイトマップの固定ページをグローバルナビゲーションに表示させて、どこのページからでもサイトマップへ移動できる導線を作りましょう。
ユーザーがサイト内の他の記事に興味を持ったら最初に探すのがサイトマップなので設定しておいて損はないです。
カテゴリーの順番を並び替える
ここからは少し応用的な方法であるサイトマップ内のカテゴリーの順番を並び替える方法をご紹介します。
PS Auto Sitemapで表示されるサイトマップの表示順は、カテゴリーも記事も投稿日付の新しい順になります。そのため、必ずしも意図した順番で並ぶとは限りません。
記事単位の並び替えは難しいのですが、カテゴリー単位の並び替えであればプラグインの導入で簡単に対処できます。
Category Order and Taxonomy Terms Orderのインストール
「プラグイン → 新規追加」をクリックして検索窓に「Category Order and Taxonomy Terms Order」と入力してください。
Category Order and Taxonomy Terms Orderの「今すぐインストール」のボタンをクリックし、続けて「有効化」のボタンをクリックします。
Category Order and Taxonomy Terms Orderの設定方法
管理画面左メニューから「設定→Taxonomy Terms Order」を選択してCategory Order and Taxonomy Terms Orderの設定画面を表示します。
自動ソートの項目を「有効」にします。これを忘れるとカテゴリーの並びが変化しません。
最後に設定を保存します。
カテゴリーの順番を並び替える
管理画面左メニューから「投稿→Taxonomy Order」を選択して、Taxonomy Orderの設定画面を表示します。
並んでいるカテゴリーを好きな順番にマウスでドラッグ&ドロップして並べ替えます。
最後に忘れずに「更新」を押して並び替えた結果を保存します。
並び替え結果の確認
サイトマップを表示してカテゴリの順番を並び替えられているか確認してみましょう。
きちんとカテゴリーが先程の表示と逆順になっています。今回は例として逆順にしましたが、実際には好きに並べ替える事が可能です。
まとめ
この記事では以下内容をまとめました。
- 「PS Auto Sitemap」の設定方法と使い方
- カテゴリーを任意の順番に並べる方法。
サイトマップはユーザーにサイト内コンテンツを見てもらうために非常に重要な役割を果たします。そして、それを自動で生成してくれるPS Auto Sitemapの有用性もご理解いただけたかと思います。
ぜひ導入してユーザーにとって見やすいサイト作りを進めていきましょう。
僕は現在、ブログ運営をきっかけに独立してPC1台で自由に働いています。でも、それまでは世間の常識通り少しでも良い会社に入って安定を目指す人生でした。
でも、いつしか「働く時間も収入も全て決められた人生」に報われなさを感じるようになっていきました。この生活は本当に幸せなのだろうか、と。
そんな人生を変えるために独立し、今はブログで得たWEB集客やマーケティングの知識を活かして個人でコンサルとして仕事をしています。
働く時間や場所を自由に選べる。そして何より仕事に充実感があり、人生を今まで以上に楽しめるようになりました。
超安定志向だった僕が社会のレールを外れてどうやって独立したのか?
上記フォームから登録できる無料メルマガで紹介しています。
プロフはこちらに掲載しています >> YOTAのプロフィール